交渉や民事裁判の進め方トップ > よくあるご質問 > 交渉や民事裁判の進め方相談者や依頼者の方からのよくあるご質問について 相談者や依頼者の方から寄せられておりますご質問のなかから、特に多いお問い合わせおよびその回答を掲載いたします。 ぜひご参考にしてください。 6 相手との交渉(調停)について6-1 相手と交渉する場合、どのくらいの時間がかかりますか? 事案によります。 依頼者が要求している内容や相手の態度次第で、すぐに解決する場合もあれば、時間をかけても解決しない場合もあります。 むしろ、交渉から次の手段(訴訟など)をとるまでどのくらいの時間をかけるか、当初の段階で想定しておくことが重要だと思います。 6-2 相手との交渉を自分には無断のまま,まとめてしまうことはありますか? それは絶対にありません。 交渉結果としての最終的な内容は,依頼者にとってもっとも重要なことになります。 交渉内容を最終的に受けるかどうかは依頼者の判断になりますし,内容をまとめ上げるにあたっても依頼者の意向をよくお聞きした上で交渉を進めていきます。6-3 鳥取県内の弁護士で一緒に仕事をすることがあると聞きましたが,それでもきちんと交渉できますか? 鳥取県内の弁護士が,いつも敵対しているわけではなく,協同して仕事をすることは少なからずあります。 しかし,依頼している事案について,馴れ合いの関係に陥ることは当然ありませんし,あってはならないことです。 そのためにも,依頼者の意向をよくお聞きし,交渉方針や戦略についても弁護士が十分に説明することが重要になります。 7 民事裁判について7-1 依頼をしてから民事裁判を起こすまでどのくらいの時間がかかりますか? 事案の性質や証拠の収集の必要性など,事案ごとに異なります。 特に,訴訟を起こす段階は,勝訴の見通しを立て,冒頭の段階で裁判所を説得するうえでとても重要です。 できる限り主張や証拠に漏れが無いよう,十分に検討しておく必要があります。 他方で,訴訟が始まる前の段階で時間がかかりすぎることが,依頼者にとってストレスになることも十分理解しています。 訴訟を提起するに当たって必要なことや時間について,十分に説明できるよう努めます。 7-2 相手から訴えられましたが,答弁書の提出期限が迫っています。自分で書面を書いて出したほうがいいですか? 被告の立場で提出する答弁書は,ごく簡単なもので良いとするのが実務です。 答弁書の段階で,訴訟の見通しもないまま答弁書を書くと,その後の訴訟の足かせになるおそれがあります。 まずは相談をした上で,とりあえず提出する答弁書を検討すれば十分間に合います。 第1回口頭弁論までにある程度の余裕をもって相談をしておけば,十分対応できますので,あわてて答弁書を提出することは避けるべきです。 7-3 弁護士に依頼した場合でも,裁判所には行かなければなりませんか? 通常の訴訟であれば,本人があえて裁判所に行かなければならないことはありません。 ただし,裁判所に話を聞いてもらう手続(本人尋問)の際には,本人が裁判所に行くことは必要ですので,1回は裁判所に行く必要があると考えておいてください。 本人尋問を行う前に,話し合い(和解)で解決した場合は,裁判所に行く必要がなくなります。 このように,仕事などを休まずに裁判を進められるのは,弁護士を立てるメリットの1つといえます。 7-4 裁判になった後に話し合いで解決することはありますか? 裁判が始まった後も,話し合い(和解)で解決することは多くあります。 訴訟になれば,話し合いの余地がなくなると考える必要はありません。 裁判の初期の段階で和解をする事案もあれば,ある程度手続が進んだ段階で和解をする場合もあります。 事案の性質や勝訴・敗訴の見通し,裁判所からの和解勧告の有無などによって,そのタイミングは変わってきます。 無理に当方から和解を進めようとすると,交渉が不利になることも考えられますので,見通しをもって対応することが重要です。 7-5 裁判を起こしてから判決が出るまで,どのくらいの時間がかかりますか? 事案の性質や相手の態度によって,大きく変わると言わざるを得ません。 大ざっぱな一般論とすれば,1年程度はかかるものと考えていただけると,じれて苦しむことは少ないのではないかと思います。 当事務所としては民事訴訟をできる限り早く解決できるように工夫はしたいと考えています。 7-6 裁判を弁護士任せにせずに,自分も裁判所に出席したいと思っていますが,そのようなことはできますか? もちろん裁判の当事者として,出席することは可能です。 出席することによって,納得される方もいらっしゃいます。 逆に出席しないから不利益があるというわけでもありません。 7-7 裁判に関係のありそうなことがパソコンやスマートフォンのデータで残されていますが、これは証拠になりますか? かなり有力な証拠になる可能性があります。 相談や打ち合わせの際に、ぜひ持ってきていただいて見せてほしいと思います。 特にメールやラインでのやり取りから読み取れる情報はかなり豊富です。 スマートフォンについては、水没するとデータが失われるおそれがありますので、慎重に取り扱うようにしてください。7-8 裁判に関係することについて日記をつけていましたが,これは証拠になりますか? 場合によっては,かなり有力な証拠になる可能性があります。 日記の記載が裁判のゆくえを決定づけた事案も経験しています。 一部の改変が日記全体の証拠価値を落とすおそれがありますので,記載内容の改変だけは絶対にやめてください。 また,保管されている状態のまま,持ってきていただくことも重要です。 7-9 裁判所で尋問を受けることになりました。初めてだし,人前で話すのは緊張するので苦手ですが,そのような自分でも問題なくできますか? 口下手な依頼者の方も多く経験していますが,ほとんどの人が何の問題もなく,尋問の手続を終えています。 尋問については,ある程度の準備や練習を行ってから本番に望むのが一般的です。 最初だと難しいかもしれませんが,あまり緊張しないようにリラックスして臨むとうまくいくと思います。 が,緊張していたとしても大丈夫です。 ▼お気軽にお問い合わせください お問い合わせフォームはこちらTEL. 0857-29-3923